人生のセンパイインタビューNO.4

白倉 ひかり(しらくら ひかり)さん

新潟青陵大学福祉心理学部臨床心理学科4年


今回は新潟青陵大学で心理及び福祉の勉強をしながらまちづくりやファシリテーションなど様々な活動に取り組まれている白倉ひかりさんにお話をお伺いしました。中学校時代のきっかけを通じて描いた夢。大学に入って気持ちが変化し描くこれからの夢。今回のセンパイインタビューは様々な人との出会いを通じて未来へ進んでいく1人の女性のお話。


Q.白倉さんの中学校時代について教えてください


いい子を演じていました。私はかなりやんちゃな生徒が多い中学に通っていたので悪さをしている生徒を「怖いねー」と外から眺めている感じでした。

友達もそれなりにいて部活も吹奏楽に熱中していたので、嫌な中学校生活というわけではありませんが、ただなんとなく学校の先生や周りの友達の目を気にしていて、人や学校に対して「なんで?」という疑問がありました。

「守らなければいけない校則」「読まないといけない空気」に違和感があり、また、不良に手がかかるからこそまじめにやっても見てもらえないことに不満も感じていました。


Q中学生活で何か印象に残っていることはありますか??


2つあります。

1つ目は、そういった不満や違和感がある中で、今も印象に残っている言葉をくれた先生がいました。その先生は、

「他人と過去は変えられない。変えられるのは自分と未来。」

と言ってくれました。

いつどこのタイミングで言われたか覚えてはいないですけどその言葉はずっと残っています。当時は「本当にそうなのか?」って半信半疑でした。

でも今となっては身に染みていますし、いつも意識していることです。

2つ目は、友人がストレスをきっかけに体調を崩し、大きな手術をしなければならなくなったことです。詳細は相手のこともあるので伏せますが、その姿を見て悩みがある人や心から体に症状が出る人の悩みを聴ける人になりたいと考えるようになり、そこからカウンセラーという仕事を志すようになりました。


Q.高校はどういった基準で選ばれましたか??


カウンセラーを志していたので、大学進学が必要だったこと。

あとは吹奏楽とマーチングバンドがやりたい。

この2つの軸で地元の進学校に進学をすることになりました。


Q.高校生活はいかがでしたか?

部活に打ち込みました。

かなり力を入れている学校だったので始発で学校へ行き、夜は遅くまで練習をしていました。帰ったら必要最低限のことをして死んだように眠るような生活でした。時には夕飯も学校で食べるような生活でした。私自身は体育会系のような環境は嫌いじゃなかったので基本的に楽しい生活ではありました。

でもこのような生活をしていたからか高校3年生の春突然重度のめまいに襲われるようになりました。病院にも通いましたが具体的な治す方法は分からず。その中で工夫をしました。


Q突然のめまい・・工夫をもっと詳しく教えていただいてもいいですか??


メリハリをつけるようになりました!

これまでは常にオンとオフでいうとオンの状態でした。

特に部活動では常にオンの状態で練習に臨んでいましたが、

やるときはちゃんとやるし休む時はちゃんと休むようになった。

後輩とか同級生の関係も同じ。休憩時間はフラットに接したり、楽しくしたりするけど、練習時間はきちんとやる。そのようなスタイルになりました。

今でも、大学や課外活動での自分と家にいるときの自分をうまく使い分けるようにしています。こうして精神的な健康を保つコツを身に着けられた気がしています。


Q.その頃は進路についてどう考えていましたか??


進路について悩むことはありませんでした。

中学の夢であったカウンセラーになりたいという想いは変わりませんでした。

当時カウンセラーになるということもあって新潟青陵大学の臨床心理学科が一番の希望でした。ただ私立なこともあり、国立大学も受験しましたが不合格で結果として新潟青陵大学に行くことになりましたが、当時は落ちてよかったと思う自分もいました。


Q.白倉さんは来年カウンセラーではなく福祉施設で働くとのことですが、大学生になって将来に対しての考えが変わったのでしょうか??


大学1年生の初め頃親族が精神的な病にかかり、その精神的な病を調べるとカウンセリングという方法は適していないことを知りました。さらに大学の授業でもカウンセリングが有効でない病気があること、別の支援も必要であることを知りました。そのことは私にとってはかなり驚きでした。


Q.そこからどうされたのですか??


それでも新潟青陵大学の臨床心理学科に通ったのは正解でした。

新潟青陵大学では心理のことだけではなく福祉についても学ぶことができます。実は心理と福祉と教育は密接に繋がっていて、同じように福祉も学べてよかったし福祉から人の助けになりたいと思うようになりました。

そしてNPOでのインターンやまちづくりの活動をとおして色々な大人の生き方を聴いたり見たりすることで自分の生き方について考えるきっかけになりました。



Q.これからはどうしていきたいですか??


長野県小布施で障害者の就労支援を行っている社会福祉法人で働きます。この法人では農業と福祉の連携を行っています。ここで障害者の個別的な支援を行うと同時に、農業や福祉、営業など様々な経験をしていきます。今はここで経験を積んで、将来は障害の有無や老若男女問わず色々な人が集う場を創りたいなと思っています。


Q.探究を一言でいうと何ですか??


「好奇心」です。

探究はぶっちゃけしなくてもいいものだと思うし、しなくても幸せに生きる方法はいくらでもあります。私は探究をしようとしているわけではないです。ただ気になるから、知りたいから、行動するし探究する。やりたくて仕方ないからやるものです


Q.白倉さんは何を探究していますか??


「人の幸せ/生き方とは??」について探しています。

色々な人と会う中で人の幸せ・生き方は本当に違うことが分かった。正解がないはずなのに人は正解を追い求めてしまうから苦しくなっている。例えば大学に入るべきとか、本来正解はないものに対して、正解っぽいもの「こうあるべき」を追い求めるから苦しくなると思います。でも正解がないからこそ「じゃあどうするか」で迷う人が多いのでは???とも思います。じゃあなにがいいのでしょう。その答えを探しています。


Q.最後に中学生へ一言


人生なんとかなるよって伝えたいです。

どうしようもないことだらけの世の中だし、実際どうしようもないことが起きます。

人生はなるようにしかならないし、最後はなんとかなるから、周りを頼って、自分を大切に大切にしてください!

阿賀黎明高校 高校魅力化プロジェクト

新潟県初の試みとして、平成28年に発足した高校魅力化プロジェクト。 阿賀黎明高校で学ぶ生徒のために阿賀町が支援し運営する公営塾「黎明学舎」に加え、令和3年度から教育留学生の受け入れを開始。

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