10月31日(土)AGAKU talk Vol.1~まなびのトビラを「ともにひらく」@新潟駅MOYORe:

阿賀黎明高校魅力化プロジェクト「黎明学舎」とは、阿賀町が用意した阿賀黎明高校に通う生徒たちのための公営塾。この高校に通う生徒たちは、誰でもこの塾に通うことができます。塾でみなさんに伴走するのは全国から集まっている学びの先輩たち。僕自身も伴走者として昨年5月からこのプロジェクトに参画し、あっというまに1年半がすぎました。

ものすごいスピードで様々なものが変わりゆく今の時代、生徒たちの周りにあたりまえに存在していたような学びを取り巻く日常のシーンも様々な変化の時を迎えている気がします。

一般的な学問を進める環境もそうですが、1年半の個人的な感覚として、この町は「まなび放題」だなあと実感する毎日です。何気ない暮らしの中、まちなかのいたるところにたくさんの「まなびのとびら」を見つけられます。

山から海を結ぶ会津藩の河港(かわみなと)だった「歴史的背景」、お米作りはもちろん、山間部や大きな森、河川の流れる特徴ある自然がもたらす「農」、温泉旅館にキャンプ場など地域環境を存分に生かした「観光要素」、挨拶を交わし合う距離で、緩やかに暮らしを共にするまちの人たち・・・

そのひとつひとつに、あるいはそれらの「あいだ」に、生徒たちだけではなく、関わる全ての人にとってのまなびのとびらは眠っているのではないか。そんなふうに思っています。

AGAKU talk Vol.1では、阿賀町を舞台に来年度からスタートする「教育留学制度」を通し、これから私たちが目指すべき「学び」の環境について、まち全体で考えていくことが出来るよう、まなびの達人である様々な先輩の話を聞いたり、対話したりしながら、みんなの「まなびのとびら」のひらきかたを一緒に考えていきたいと思っています。

ご参加をお待ちしています!

阿賀黎明高校魅力化プロジェクト/黎明学舎 西田

~~~以下イベント案内

AGAKU talk Vol.1

まなびのとびらを一緒にひらこう。

「まなび」ってなんだろう。

知ってしまうと何か変わってしまうような恐怖感。

進めていくと、わけもなくドキドキした気持ちが同時に湧いてくる。

でもその「まなび」の向こうには、もしかして君のしらない新しい世界がまっている。かもしれない。

AGAKU talkとは、阿賀町の未来を見据え、大人も子供も、地域の外の人も中の人も、これからの「まなび」について一緒に考えるという、年齢や立場をこえた対話の機会を作り、次世代のための新しい教育環境を創造するための、コミュニケーションプログラムです。

日時:2020年10月31日(土)10:15~12:30

場所:みんなの駅の交流拠点MOYORe:キッチンスペース

(新潟市中央区花園1丁目1-21 JR「新潟駅」駅直結 CoCoLo南館 1F)

対象:来年度以降高校入学予定の中学生とそのご家族の方

※小学生とそのご家族の方、高校生単独での参加も可能です。フォームにその旨ご記入ください。
※トークイベントのみ参加希望の方もフォームよりお問合せください。

定員:15組

主催:阿賀町教育委員会

申し込みはこちらのフォームより

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdV2R-Y2onnrOGhJ_jb52zZhCj13zLCWX7tiRw2-af8RnKH2A/viewform?vc=0&c=0&w=1&flr=0&gxids=7757

【内容】

SESSION1:「阿賀町教育留学プログラム」のお話

SESSION2:ディスカッション:まなびのとびらを「ともにひらく」

SESSION3:架空対話/構想会議「もしも、私のおうちが森の温泉になったなら」

【ディスカッション内容】

自分で学びを探しに行くということ/学びの未来ってどうなるの?/学びの場を作ろう

ゲスト:下向依梨(シモムカイエリ)さん・・・オンライン登壇

株式会社roku you 代表取締役 / 一般社団法人 日本SEL推進協会 代表理事

慶應義塾大学総合政策学部在学中、社会起業家育成のパターン・ランゲージを開発、出版。その後、米国・ペンシルベニア大学教育大学院で発達心理学(Social Emotional Learning)において修士号を取得。帰国し、東京のオルタナティブスクール(小学校)で教鞭を執る。算数・英語を中心とする教科を教えながら、探究学習のカリキュラムづくりと、SELベースのプログラムの開発に従事。現在は、教育委員会のコンサルティングやレジデンシャルカレッジ(教育寮)のプログラムの制作・実施など若者向けのみならず、シニアに向けた「学び探究する面白さ・楽しさ」を感じる教材づくりに従事。

talk FRIENDS Niigata

及川真央(オイカワマオ)

阿賀黎明高校魅力化PJ/SDGs de 地 方創生公認ファシリテーター

福岡県北九州市出身。大学在学中はNPOカタリバのカタリ場授業やN高等学校などのインターンなどを経験したのち、福岡県内の高校大学でキャリア教育のプログラム立案や運営に携わる2019年8月より新潟県阿賀町地域おこし協力隊として高校魅力化PJに参画。公営塾スタッフとして探究学習やキャリア教育に携わる。

山倉あゆみ(ヤマクラアユミ)

Sync board Inc.代表取締役/プランニングディレクター/くらし研究家

個人/地域/企業/行政/団体など様々な人々と協働しながら、伴走型のプロジェクトワーカーとして活動。現在は、新潟、渋谷、京都など多拠点を行き来しながら、料理人経験を生かした食農の企画や、コミュニケーションデザイン領域など「食や暮らしを中心に、健やかに循環する社会」をテーマとした取り組みをサポートする。

~~~以下参考

【高校魅力化とは】

平成20年、島根県の離島・海士町・隠岐島前高校で入学生の減少に危機感を覚えた町により「魅力的で持続可能な学校と地域をつくる」をテーマに始まり、全国に広がりました。その地域・学校の特色を生かした独自のカリキュラム、学力・進学をサポートする公営塾の設置、教育寮の設置による地域との接点づくり、の3本柱で、多くの生徒が行きたい、保護者が通わせたい、魅力ある高校をつくっていくプロジェクトです。

【阿賀黎明高校魅力化プロジェクトとは】

阿賀町教育委員会と新潟県立阿賀黎明高等学校が連携し、平成27年度にスタートしました。平成28年9月には公営塾「黎明学舎」を設置。高校と連携を取りながら、進路実現を学習面・精神面からサポートしたり、学校設定科目「地域学」や「総合的な探究の時間」などの授業において地域の大人が参加・参画する機会をつくったりと、地域の環境を活かした学びの場づくりを行っています。令和3年度の入学生に向けて教育寮を設置し、全国からの生徒募集を始めています。

【阿賀町教育留学制度とは】

全国から親元を離れて暮らし、阿賀黎明高等学校に通う生徒のため、教育寮を設置し、食事の提供と生活面のサポートをする制度です。

津川駅から徒歩20分の高台にある清川高原保養センターの一部を改修し、寮として使用します。寮費は月額40,000円(3食付き・水道光熱費含む)。学校での学びだけではなく、地域住民の暮らしの近くで、対話を重ね、たくさんの発見をする場にし、生徒の成長を後押ししたいと考えています。

阿賀黎明高校魅力化プロジェクト

阿賀黎明高校の高校魅力化プロジェクトは、新潟県初の試みとして平成28年に発足しました。 阿賀黎明高校で学ぶ生徒のために阿賀町が支援し運営する公営塾「黎明学舎」に加え、 令和3年度からは学生寮「緑泉寮」を設置、教育留学生の受け入れを開始しました。

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