私は阿賀町の関係人口

こんばんは。

新潟の人は冬は雪が積もるから引きこもりになるんじゃないですか?と言われることもありますが、冬になると雪かきしないと外に出られないので、全力で雪かきをする=むしろ冬に体育会系に変身する生き物だと宣言したいと思っている阿賀町公営塾 黎明学舎です。


さて今回は、最近よく聞く「関係人口」についての気づきをシェアします。


関係人口:その地域と関わりのある人

(この言葉は、ポジティブに捉えられることもあれば、関係性の薄さを指摘するようなネガティブな捉え方もあります)


私は「これからの地方経済を回すのは、関係人口である」と考えています。


先日、黎明学舎に同じ新潟県の佐渡島から視察が来ました。

一通り仕事の話をしてから、帰り際に「佐渡来たことあります?」と聞かれ、「いや〜近いからこそなかなか行かないんですよね〜」と私。


すると、仕事での共感の接点が出来た後だからこそ、距離感の近いやりとりが発生しました。

「ぜひ佐渡に来てくださいよ!私、車出します」

「あ、そしたら私いいお寿司紹介しますよ!」

「そしたら、ぜひ高校も見学してくださいよ」

てな感じ。


そしたら、僕も単に「観光」という目的だけでなく「この人たちに会いにいく」という目的が加わったことで、本気で行こうかなという気持ちになりました。


これが初対面や共感軸がなかったら「良い所なので遊びにきてね」で終わってたと思うんですよね。


つまり、

地方に行く理由はもう「観光」だけでは、背中を押すことが難しいのではないでしょうか。


私の経験上、その一番の例は「福岡」に住んでいた時のこと。

来る人来る人、観光が目的ではなく「私」と飲みに行く、「私」と屋台に行く、という目的を果たしに続々来ました。

太宰府天満宮に行く!とか、福岡タワー見たい!とかは一切なかったですねw


もしかしたら、もうネットで情報仕入れて「行った気分」になっているから、行っても「現場確認」になる=興味がなくなる、なのかも。


みなさんも経験ありませんか?

「出張ついでに観光しよう!」

よりも

「出張ついでにあいつに会って飲みに行こう!」

のほうが圧倒的に理由として上がりやすいという感覚。


これからの地域は、関係人口=営業マンをどれだけ育成できるか?ということだと思う。

地域から都会へ行き、共感の接点をつくり、連絡手段を構築し、最後にこの一言を残して帰る。

「いつでも来てな!待ってるで〜」


私も阿賀町の関係人口のひとりです^ ^

challenge change chance

阿賀黎明高校魅力化プロジェクト

阿賀黎明高校の高校魅力化プロジェクトは、新潟県初の試みとして平成28年に発足しました。 阿賀黎明高校で学ぶ生徒のために阿賀町が支援し運営する公営塾「黎明学舎」に加え、 令和3年度からは学生寮「緑泉寮」を設置、教育留学生の受け入れを開始しました。

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