阿賀の三泣き
私たち阿賀町公営塾黎明学舎の目的のひとつは「教育から地域を盛り上げる」ということです。
阿賀町独自の教育が魅力的であれば、町の子供たちを魅力的に育てます。そしてその独自の教育が町外、県外の方々にとって魅力的に写れば、町自体の魅力化にもつながり転出を減らし移住を増やすキッカケになるかもしれません。
そんな公営塾の取り組みには町のみなさんとの繋がりが必要不可欠です。
しかし、私たちはヨソモノ。
スタートして半年が経ち、この町の歴史や文化や景色、この町に住む方々を自分たちから知る姿勢も行動もまだまだ足りないと痛感し、焦ることも正直あります。
どうすればいい?
もっと頑張らないと。。
焦る気持ちを抑えようと、他エリアの事例を勉強する目的で読んだ特集があります。
カフェや雑貨屋、その町の食材を活かしたレストランや大人の勉強場所など、ほんと様々な取り組みが行われているようです。
パッと読んだら「あぁ、凄いなぁ。大成功してるんだなぁ」と、自分たちのまだまだなところを反省するんですが、たぶん全てのプロジェクトの背景には、その町のみなさんとゆっくり、且つ濃密な時間があったんだろうなと感じました。
そのキッカケがこのお話。
会津には「会津の三泣き」という言葉があるそうです。
一泣きは、初めて会津に来た時に、よそ者に対する会津人のとっつきにくさに泣かされること。
二泣きは、やがて会津の暮らしに溶け込み、温かな心に触れ、涙ぐむこと。
三泣きは、会津を去る時、離れがたくて涙すること。
私たちも、ゆっくりと、そしてじっくりと阿賀町と一緒に一歩一歩前進していこう。
焦らず腐らず諦めず。
そして「阿賀の三泣き」を感じられたらいいな。
challenge reimei
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